
開鏡山観音寺
淡路市
歴史・文化
約1170年前、弘法大師が開基したと伝わり、現在は淡路西国三十三ヶ所霊場の結願所として知られます。本尊聖観世音菩薩は、約千二百年前のものといわれています。本堂の裏山の頂上に、大師が祀ったという三宝荒神があります。
境内には名馬「生月」の碑 があります。「生月」は 宇治川の合戦で活躍した佐々木四郎高綱が乗っていた馬で、開鏡観音寺周辺がその産育地だったと言われています。北淡路の山地は、藩政時代から牛馬の放牧が盛んなところで、明治維新後もその伝統を引き継ぎ、 軍馬を産出していました。