
洲本八幡神社/4月:春祭り・8月:夏越祭・9月:秋祭
洲本市
歴史・文化
造営の年代が、平成2年に本殿宝物庫から発見された「縁起巻物」によれば承保元年(1074年)と最初の記述で伝えられる由緒ある神社です。境内には洲本城(下の城)の書院として使われていた県重要文化財の金天閣があります。
金天閣
寛永18年(1641)に徳島藩主の蜂須賀忠英により、洲本城(下の城)(MAP:16)内に建てられたと伝えられ、元は蜂須賀氏の大切な客のおもてなしを行う場所として使われていました。
天井に金箔が貼られていることから、「金天閣」と呼ばれており、「殿舎建築」と呼ばれる建物のつくり方も、兵庫県内に残っているものは少なく、貴重なものです。明治時代以降には何回か場所を移し、大正14年(1925)に現在の洲本八幡神社内に移されました。場所を移す途中で建物には修理の跡も見られますが、「書院造」と呼ばれる建物の形を残しており、内部もほぼつくられた当時のまま残っています。
建物のあちこちに、蜂須賀家の家紋である「丸に卍」が入った印を見ることができます。