上田池
- 南あわじ市
- 自然・風景
大正15年に着工され昭和7年に完成した、淡路島初の石堰堤で知られるダムです。完成当初から、南あわじ市の農業を支える重要な水源地として活躍しています。石堰堤はレトロなデザインで、古きよき時代の空気を今に伝えています。堰堤からははるかに播磨灘が眺望でき、自然を満喫できるスポットです。
水資源の少ない淡路島
淡路島には水源となる高い山がなく、河川がすくない為、人々は生活に必要な水を確保するのに大変な苦労をしてきました。現在、島の各地に点在する約2万5000個もの溜池からもその苦労の跡がしのばれます。近代土木技術が発達し、大規模なダムの建造が可能になった大正後期、この地に安定した農業用水を供給する目的で計画されたのがこの上田池ダムでした。