御食国(みけつくに)とは、日本古代から平安時代まで、贄(にえ)の貢進国、すなわち皇室・朝廷に海水産物を中心とした
御食料を貢いだと推定される国のことです。若狭、志摩と並び、多くの食材に恵まれた淡路島もまた、古くから朝廷に数々の食材を納めてきました。
古事記の仁徳天皇の項には「旦夕淡路島の寒水を酌みて、大御水献りき」とあり、毎日飲む水までもが、ここ淡路島から朝廷に運ばれていた事は注目に値します。
いわば朝廷からのお墨付きを頂いていた淡路島の食材。
淡路島ブランドとして全国にその名を轟かしている食材の数々をご紹介いたします。
天然ものは幻といわれるサクラマスが淡路島の名産として2017年に誕生しました。
低い水温と鳴門海峡の早い潮流の中で自然に近い条件で育てられています。淡路島サクラマスは脂がのっているにもかかわらず、あっさりとしたその味わいはまさに絶品!春しか食すことのできない淡路島の逸材です。
明石海峡や鳴門海峡の急流にもまれて育った淡路島の鯛は、身が分厚くよくしまって食べ応えがあります。
鯛本来の上品で淡白な味わいをいかす活け造りや、那智黒石を敷き詰めた宝楽鍋で蒸し焼きにした宝楽焼きなどが有名です。
秋に植えられた、たまねぎは、七ヶ月後の春に収穫を迎えます。淡路島の温暖な冬の気候のもとじっくり生育し栄養分をしっかりため込んだたまねぎは、適度な柔らかさと甘さが特徴。
「煮てよし、焼いてよし、生でもよし」と三拍子揃った淡路島の味覚を代表する野菜です。
2~4月にかけてはいかなご漁が最盛期を迎えます。生はもちろん、淡路産の釘煮は、最高級とされる「コナ」(いかなごの稚魚)を使用しているので質、味共に絶品で、春の名物になっています。
淡路島は全国でも有数のわかめ産地です。
鳴門海峡の自然の栄養を受け、育ったわかめには、
豊富な栄養成分が含まれています。
雲丹は崩れ難い身の背を見せるように並べるのが一般的ですが、由良の赤雲丹は腹側を見せて盛り付けるのも特徴的の一つです。
これは鮮度が良くないと出来ない盛り方で「逆手の雲丹」とも呼ばれています。
関西では明石蛸が有名ですが、淡路島周辺の砂地で生息する蛸も絶品です。
夏の麦わら蛸、冬の寒蛸は特に美味しいと云われております。
淡路島では夏から秋にかけて漁の最盛期を迎える伊勢海老。
お造りで頂くとよくわかる、そのぷりぷりとした食感、口の中に広がる上品な甘みは、まさに海老の王様です。
一日で熟することからその名がついたと言われる、いちじく。
淡路島のいちじくは実が大きく、出荷期間も8月上旬から11月中旬までと他産地より約2週間長いのが特長です。
近年、新たな秋の人気食材として注目が高まっています。
淡路島近海で獲れるシラスは色が白く最高級とされる「カタクチイワシ」を厳選。半生、もしくはよく乾燥させたシラスは「ちりめん」として淡路島を代表する海産物です。
全国に名を馳せるブランド食材。鳴門海峡の激しい潮流にもまれ身が抜群に引き締まっていることが特徴です。
産卵期の春は体を桜色に輝かせることから桜鯛と呼ばれ、秋は紅葉鯛と呼ばれます。
淡路島では穴子の中でも特に大きなものを、「伝助穴子」と呼びます。
一般的な穴子と比較すると大きさの差は歴然です。小型に比べて脂の乗った太い身は食べごたえバツグンです。
寿司ネタとしても人気のひらめ。
お刺身、煮物、鍋など様々な料理で
その絶品な味わいを楽しんでいただけます。
南あわじ市にある三原平野を中心に露地栽培される淡路島レタスは、兵庫県のレタス生産シェアの90%を占めています。
淡路島の温暖な気候や肥沃な土壌が育てる新鮮なレタスの食感をお愉しみください。
日本を代表する松坂牛や神戸牛もそのルーツは「淡路牛」にあります。
淡路島では、優れた母牛ばかりを選定し計画的な交配を行う事により生まれた優秀な資質を保存継承しています。
昔ながらの製法で、二昼夜かけて麺にあわせて丁寧に作られたそうめんは、豊かな風味と強いコシが特徴です。
淡路島では島の素材を使った「新しいグルメプロジェクト」が続々と淡路島全域で進行中です。
太陽と大地の恵みを受けた食材を存分に生かした淡路島ならではのメニューをぜひお召上がりください。
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